第一回つくばベンチャー大賞

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『第1回つくばベンチャー大賞』の選考について

平成17年11月10日
選考委員長 高木英明

つくばベンチャー協会とNPO法人つむぎつくばが創設した『つくばベンチャー大賞』の第1回募集は、 9月30日をもって締め切られ、37社からの応募があった。 この数は予想をはるかに超えるものであり、つくばにおけるベンチャー熱の高揚を感じた。 選考委員として、「民が民を讃える賞」と位置づけた『第1回つくばベンチャー大賞』を選考するに相応しい、 つくばの発展を願う各界の有識者14名にお願いした。 各委員には、全応募企業の資料を送付して、 それぞれ独立に1件の『大賞』候補と数件の『特別賞』候補を、理由を付けて推薦していただいた。 重要な役職にあり、超多忙の中を、無報酬で選考に当ってくださった委員には、本当に感謝している。 同時に、つむぎつくばのホームページから、会員に『大賞』への投票をしていただいた。

11月8日に開いた選考委員会(12人が出席)において、『大賞』2社と『特別賞』4社を決定した。 『大賞』が2社になったのは、第1回なので、 これまでに設立されていた有力なベンチャーが拮抗し、1社に絞り切れなかったからだ。 選考の規準は、 (1) 事業・技術の新規性・卓越性、 (2) つくばのシーズ・資源の活用度、 (3) 地域・社会・産業の振興、または個人の Quality of Life 向上への貢献、 (4) 経営状態(成長性、将来性)及びビジネスプランとし、 つむぎつくば会員による投票結果も参考にした。 『大賞』には、IPO(株式公開)の計画を考慮した。 バイオ、ナノ、ITの研究開発型ベンチャーとサービス産業指向の企業が含まれ、 異業種に渡るレベルの高い競争になったので、選考は難しい判断だった。

『大賞』を受賞した(株)植物ゲノムセンターは、 遺伝子組み換え技術を使わないゲノム育種法による新品種コシヒカリの開発で、 また(株)つくばウエルネスリサーチは、老人が寝たきりにならない健康増進事業の展開で、 ともに、つくば発の研究成果が全国の農業や医療行政にインパクトを与えようとしている点を評価した。 『特別賞』には、(株)ベストシステムズが産総研発の高速計算ソフト開発、 (株)オキサイドは旧無機材研の研究者による光通信の基礎となる新材料開発、 (株)つくばセミテクノロジーは、つくばベンチャーラボパークにあるノンケミカル半導体洗浄装置のメーカー、 そして、(株)ベテルは1973年創業以来、計測機器分野で新製品続出という、 いずれも、つくばに根ざした特色と実績のある企業を選ぶことができた。

今回は選に漏れた企業の中には、技術シーズの新規性・卓越性がすばらしいものが多くあったので、 『第2回つくばベンチャー大賞』では、これらの会社のビジネスが立ち上がり、新手も加わって、 また競争が激しくなると予想される。

参考

つむぎつくば